スタイル・エッジ技術ブログ

士業集客支援/コンサルティングのスタイル・エッジのエンジニアによるブログです。

デザイナーからディレクターにジョブチェンジした時の話

こんにちは!システム事業部のKOです。
スタイル・エッジに入社してはや6年目となります。
普段はディレクターとして案件の進行管理やクライアントワークと
幅広い方々と関わりながら日々仕事をしています。

そんな私ですが、元々はデザイナーとして中途入社しておりまして、
今回ディレクターにジョブチェンジした時の話を記事に起こしてみることにしてみました。
職種を変えた上で感じたことをお伝えできればと思います。

私がディレクターになったきっかけ

前提として…決してデザインが嫌いになったからとかではございません!笑
自分自身のキャリアを考えた時に「より企画段階から関わりたい」「デザイン以外にもクライアントと関われる仕事がしたい」との想いが強くなり、上司に伝えた所『ディレクターやってみる?』とお話を頂いたことがきっかけでした。

デザイナーとして長年生きてきたので、職種を変えることに対しては不安を感じることもありましたが、自身の今後のキャリアを考えた上でチャレンジしてみようと決意しました。

そこからまずはアシスタントディレクターに近い形で案件に入っていき、徐々にシフトチェンジしていく中で、本格的にディレクターとしてのキャリアを歩み始めました。

ディレクターとして働くようになってからの話

長年デザイナーとして制作に携わってきた経験もあるので、制作の流れや過程もわかることからうまく立ち回れると思っていた自分がいましたが、そんな甘い話ではありませんでした…

例を挙げますと、

  • スケジュール管理
  • テキストコミュニケーション

など

どれもデザイナー時代に経験していたことでしたが、
ディレクターとして対応する場合は、案件全体を考慮した視点で物事を考えないと上手く立ち回れずに、当初は思い悩む日々が続きました…

ただ、悩みと同時に職種の違いによる新しい世界を感じることで、やりがいにつながりなんとか乗り切れたと思っています。 その結果として、デザイナーからディレクターへのジョブチェンジを成功することができたのかなと今は感じています。

デザイナーだったからこそ活かせているスキル

デザイナーとして培ったスキルはディレクターになっても財産として根強く活きています。
そんな中でも特に活かせていると感じるスキルをご紹介します。

①デザインの良し悪しを言語化できること

デザインに対しての良し悪しを判断できること、それを上手く伝えること。
フィードバックをしっかり言語化したもので返せる所はデザイナーとしての経験が大いに活きている部分だと感じています。

「なんかいいね!(よくわからんけど)」
「なんか気に入らない!もう少しなんとかして」
という抽象的な表現でのフィードバックではなく、

「〇〇だから、このデザインはしっかり考えられれていいね」
「〇〇だから、ここは〇〇のような考え方を取り入れて調整してほしい」

など「〜だから」とデザインの意図を汲み取り理解した上での、フィードバックを行える事が強みだと思います。
そうしたことがデザイナー側としても納得感の持てるフィードバックへと繋がるものになるのではと思っています。

②クオリティ管理

依頼者が求めている意図を汲み取り、デザイナーの視点で紐解きワイヤーフレームに起こし、制作チームに連携して作り上げていく。
クオリティを見れるという所も成果物の品質を担保できる一因だと思います。

工数感の把握

依頼に対してどのぐらいの日数、時間が必要となるかを作業者レベルで判断できる所はデザイナーでの経験が生きている場面だと感じています。
デザイナーとしての観点があることで、クライアントからの依頼に対しその場で概算を提示できることや、 自分の場合はデザイン+コーディングを行っていた経験があるので、工数算出の部分で認識のギャップを減らせていると実感しています。

④資料の作成・提案

デザイナースキルを最も活かせる場だと思います。
クライアントや社内に見せるものとして、完成したものをイメージできるラフなど、
見栄えを考慮した構成案を作れることは大きな強みだと思います。

ディレクターとして大事にしていること4選

個人的な考えの部分もありますが、ディレクターとして特に心掛けていることを4つ紹介します。

テキストコミュニケーション

特にディレクターになってから一番苦戦した所でもあり、一番重要なことだとも感じています。
相手からうまく情報を引き出すテクニックや確認を早く取るための文面など、
キャッチボールを極力少なく、簡潔な文章で伝えるということは常に意識して取り組んでいます。

案件の責任を持つこと

「責任」についてはデザイナー時代ももちろんありましたが、
ディレクターになってからはより感じる機会が多くなり、意識付けられました。
案件においてクライアントの窓口かつ社内の最終確認者という立場上、
自身の勘違いやミスによっては制作メンバーにも影響を及ぼしたり、 確認時の見落とし一つでも自社の評価に直結する場合もあるので、 常に制作部署の代表者として責任感を持って対応するように心がけています。

適切な方向に導くために決断する

依頼内容によっては状況に応じて断る勇気も必要なことだと思っています。
ただ断るのではなく相手の意見を尊重した上で、 より適切な代替案を提示し、正しい方向性へと導くことが重要だと感じています。
目的に対して何を優先とするか、その決断を下すこともディレクターの大きな役割だと思います。
自身だけでなく、チームにも影響を与えることを常に考えるようにしています。

リスペクトをすること

これはディレクターという観点ではなく、
自分の仕事をする上での考え方にはなりますが、
誰に対してもリスペクトの心を持って接することを大事にしています。
「相手の意見を聞く、相手を尊重する、相手のことを想う」
自分もそう思われる人でありたいのでこの気持ちを忘れず仕事に取り組んでいます。

最後に

今回私のジョブチェンジを行った話をさせていただきましたが、
スタイル・エッジはとても柔軟性のある働き方ができると私は思っています。

一例として「留学制度」というものがございます。

・フロントエンドエンジニアだけどデザインをやってみたい
・デザイナーだけどコーディングをやってみたい

と興味関心がある場合は、実際に留学生という形で希望職種を経験できる制度です。
自身のキャリアパスを広げる施策として、留学制度を取り入れています。

今後はより「ディレクターだけどデザインを一部担う」など、
各々が培ってきた得意なスキルを発揮できる場を作っていけるようなビジョンを模索しているので、より柔軟性に富んだ働き方ができるのではないかと思います。

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